犬猫共通!1kgあたり50~60ml が目安|水分不足に気づくチェック&補給アイデア

犬猫共通!1kgあたり50~60ml が目安|水分不足に気づくチェック&補給アイデア

愛犬愛猫の適切な水分量の計算方法

毎日元気に過ごすために、水分補給はとても大切です。

とくに暑い季節やシニア期には、こまめな水分補給を心がけたいですね。

ここでは、愛犬愛猫に必要な1日の水分量と、そのチェック方法、補給アイデアをご紹介します。

基本的な水分摂取量の目安 

愛犬愛猫の1日あたりの水分必要量は、
体重1kgあたり約50~60ml が目安です。

【計算式】

体重(kg) × 50~60ml = 1日の水分必要量(ml)

例:
・5kgの犬猫 → 250~300ml/日
・10kgの犬 → 500~600ml/日

より正確な計算方法(RERを使う)

より詳細に知りたい方は、基礎代謝量(RER) に基づいて計算する方法もおすすめです。

【RERを使った水分量の求め方】

  1. RER(kcal)= 70 ×(体重kgの0.75乗)

  2. 水分量(ml)= RER × 1.0~1.5

※1.0:室内犬猫・シニア向け
※1.5:活発な犬や運動量が多い子向け

例:
・5kgの犬 → RER 約200kcal → 水分量 約200~300ml/日
・10kgの犬 → RER 約400kcal → 水分量 約400~600ml/日

水分が足りているかを確認する3つの方法

1. 水皿の減り具合を確認する
 毎日の飲水量を観察しましょう。いつもより減りが少ない場合、水分が足りていない可能性があります。

2. 尿の色をチェックする
 健康な尿の色は、麦茶よりも薄い黄色が目安です。濃い黄色やオレンジ色、においが強い場合は水分不足のサインです。
 より正確に確認したい場合は、ペット用のリトマス試験紙(pH試験紙)を使うと、尿の状態を客観的にチェックできます。

3. 皮膚のハリを確認する
 首の後ろの皮膚を軽くつまんで、すぐに元に戻るかどうかを見ます。戻りが遅い場合は、脱水の可能性があります。

水分が足りていないと感じたら…

こんな方法で自然に水分をプラスできます:

●ドライフードにぬるま湯を加える

●スープやヤギミルクをトッピングする

●フリーズドライのおやつを湯戻しして与える

●ウェットフードやゼリータイプのおやつを取り入れる

トッピングで水分補給をサポート!

ウェットタイプのフードやスープは、栄養と水分を一緒に摂れる優れもの。

とくに、食欲が落ちやすい夏場や高齢のわんちゃんねこちゃんには、

香りや食感の工夫もポイントです。

まとめ

●基本は「体重 × 50~60ml」で計算

●より正確に知りたいときはRER式を活用

●毎日の観察で水分不足を早めにキャッチ

●食事やおやつで、おいしく水分補給をサポート!

 

愛犬愛猫のからだにやさしい水分ケアで、毎日をごきげんに過ごしましょう!

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